モーターサイクル・ダイアリーズ


今、チェ・ゲバラが熱い。映画も相次いで封切りされた。
既に政治的活動家としてのゲバラがスクリーン一杯に躍動している。時折激しく咳き込むゲバラ。彼は喘息の持病を持っていた。。。私は一遍の映画により、もっと若きゲバラと出逢っていた。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』
ゲバラ自身が1951~52にかけて行った医大の先輩アルベルト・グラナードとのモーターサイクルとヒッチハイクによる南米旅行日記である。まだまだ線の細い若きゲバラは、ムチャな旅行で度々激しい喘息発作を起こす。しかし、旅を続けていくうちに南米の貧困の民に出会い、船倉に潜んで密航し、ハンセン病の施設で働き、様々な出会いと別れを経験していく。彼の澄んだ瞳に映ったものは南米の過酷な現実だった。そして彼は、革命の必要性を痛感し、自らの使命とするのである。

この旅の日々が医師から政治家へとゲバラを急転回させたのである。

映画の最後には、共に旅をした先輩、アルベルトも登場してゲバラを懐かしむ。ある時から革命への道をまっしぐらに突き進んでいったゲバラへの親愛をこめて遠くへ視線を投げかけている。 あたかもその彼方に若き日の自分たちを見るように…。

『モーターサイクル・ダイアリーズ』は、角川文庫より出版されている。最後にゲバラが1960年にキューバの医学生と労働者に向けた演説~医師の任務についてー私はすべてを旅で学んだ~も収めてある。
なんと血湧き肉踊る演説だろうか!革命家としての情熱や冷静さに加え、医師として命を慈しみ、病む者への愛に溢れた気配りが散りばめられて、生身のゲバラか身近に感じられ、私も会場にいるような気持ちになる。。                  この映画と本に出逢えたことに感謝する。

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